事例紹介
目的
✓ 事業成長に合わせて、システムを更新し、蓄積データの抽出や可視化をしたい。
✓ マイページ機能(求職者がWebサイト上でエントリーできる機能)の拡張をしたい。
✓請求書業務にかかるコストを削減したい。
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課題
✓他社システムでは求職者情報の管理がきちんとできておらず、求職者のリストアップや進捗の可視化がうまくできていなかった。
✓他社システムのマイページ機能はほとんど活用できていなかった。 -
導入の決め手
✓求職者情報のカスタマイズを柔軟に対応してくれる。
✓マイページの機能拡張など他社での導入経験が豊富であった。
✓メール機能を引き続き使用することができる。 -
効果
✓ 求職者情報をシステム内で管理・活用できるようになった。
✓マイページ機能の拡張によって、再度求職活動をしている求職者に一早くアプローチをかけることができるようになった。
✓請求書の承認をシステム上でできるようになったことで、作業時間の大幅削減を実現。
2002年に創業。「人と企業の成長支援」をコンセプトに公認会計士や税理士等のプロフェッショナルを目指す求職者の転職支援、経営課題解決型コンサルティングを行っているレックスアドバイザーズ様にお話を伺いました。
※本記事はキャリアプラス2(CareerPlus2)の導入事例記事です。
導入背景
ーキャリアプラス2(CareerPlus2)の導入経緯を教えてください。
当社は税理士・公認会計士・弁理士といった専門家、そして財務・経理・知財・法務など管理系人材の転職支援を行っており、年間2,500名以上の求職者の方とキャリア相談を実施しております。
創業当時は公認会計士や税理士に特化した人材紹介を行っていいましたが、2016年頃からは求人メディア事業を開始し、大阪や名古屋にも支社を立ち上げました。メディア・紹介事業が成長するなかで、求職者様の数や当社のコンサルタントの人数が増えていき、他社の業務システムでは、業務が立ち行かなくなってきました。
ー具体的に、どのような課題がありましたか?
ブレイン・ラボにシステムを乗り換えるまでは、他社システムを活用していました。限られた数の求職者や求人を管理するのであれば、支障ありませんでした。しかし、求職者や求人の数が増えるにつけ、項目管理ができておらず、求職者のリストアップや、マッチング精度に課題がでてきました。情報をためるだけでなく、十二分に活用できるシステムの導入が重要な経営課題となりました。
またさらなる事業成長のため、マイページ機能(注:求職者がWebサイト上でエントリーできる機能)の充実による成約数アップも必要だと感じはじめていました。
ブレイン・ラボに決めた理由
ーなにがキャリアプラス2(CareerPlus2)の導入の決め手になりましたか?
当社の業務フローに合わせてカスタマイズにも対応頂ける業務理解力と、システム実装力でした。具体的には2つあります。
一点目は、業務管理システムとしての使い勝手の良さです。
他社システムはテキスト形式の項目が多く、コンサルタントによって入力情報がバラバラになってしまうことが課題でした。その結果、気づかないうちに、求人マッチングや数値分析が正確に行えなくなってしまい、コンサルタントの紹介案件数が減少したり、管理部門の業務工数が大幅上がるという課題が発生してしまいました。ブレイン・ラボのシステムでは、誰でも同じ形式で情報を入力するような制限や、正確な数値を取り出すことができる仕組みが最初から実装されており、問題解決のイメージが湧きました。一見すると小さな違いですが、システムは毎日長時間利用するものであるため、会社にとっては大きな違いでした。
また、メール機能(注:システム内で求職者や企業とメールでやりとりできる機能)が引き続き使えることも極めて重要でした。求職者とのやりとりをシステム内で行えることで、業務効率が大きく変わるためです。他社システムですと、システム内でのメールのやり取りがあまり上手くいかないことが懸念点でした。
二点目は、豊富な開発経験があり、カスタマイズなどにも対応可能であったことです。
当社は公認会計士・税理士など国家資格者及び管理系プロフェッショナル紹介を強みとしており、マッチング(転職)をゴールとしておらず、他社人材会社のような一過性の人材紹介ではなく中長期でキャリア支援をおこなうことから求職者情報の中長期のデータ蓄積の情報のカスタマイズが必要でした。また求人紹介や成約数を増やすため、マイページ機能を更に充実させたいと考えていました。開発実績に基づいた、一番具体的な提案をして頂いたことで、安心してお任せすることができました。
導入後の経緯
ー実際にキャリアプラス2(CareerPlus2)を導入した後の運用はどうでしたか?
かなり大変でしたが、ブレイン・ラボのサポートもあり、運用に乗せることができました。当社は人材業界については豊富な知見がありますが、業務システムの運用ノウハウを持つ社員が殆どいませんでした。そんな状況でしたが、営業窓口担当者の方だけでなく、カスタマーサポートや開発の方数名で対応していただき、運用の仕方からカスタマイズの相談まで様々な提案をして頂きました。
ー運用を軌道に乗せるコツを教えてください。
いきなり完璧に運用を乗せることは難しいため、ステップを分けて導入を進めることです。当社の場合はまず導入責任者で運用ルールを決め、現場メンバーに実施してもらいました。その後、現場の声を定期的に吸い上げながら、運用方法を見直したりカスタマイズを行うことで、運用が定着しました。現在は社員もシステムに慣れ、スムーズに仕事ができるようになっております。
最終的に1年ほどかかりましたが、最初から完璧を求めず、少しずつ運用が進むような計画をたててよかったと思います。
導入効果
ーブレイン・ラボのシステム導入後の成果を教えてください。
大きく2つあります。1つ目は、求職者情報をきちんと記録・更新できるようになり、求職者情報を事業資産として活用できるようになりました。特に、マイページ機能が充実したことで求職者とのコミュニケーションの質量が向上した結果、マイページの更新状況から「どの求職者の転職意欲が高いか」「転職意欲が再燃したか」が簡単に把握できるようになり、導入前より求職者へ寄り添う転職支援ができるようになりました。
2つ目は、バックオフィス業務の効率化です。請求書作成業務の工数を大幅削減しました。これまでは他社システムに登録された成約情報を目視で確認しながら、Excelで請求書を発行していました。その業務のために業務アシスタントが複数名必要でした。ブレイン・ラボのシステムに切り替えてからは、システムが自動で請求書を作成してくれるようになり、請求書の発行コストがほとんど0になりました。他にも様々な帳票の出力ができ、大変助かっています。
今後の要望
ー最後に当社への要望をお聞かせください
メール機能ですが、とても使いやすく、業務の中でも活用させていただいています。ですが、メールが開封されているかどうか、どれくらいの熱量をもってメールを読んでいるのかの確認が現状取れません。開封の確認や、メールの観覧時間などの機能がオプションで付けて頂けると、効果的に求職者や企業様にアプローチできると感じています。あとは日程調整がもっと効率的にできる機能があるとありがたいです。
求職者の応募から就業までの管理は今のシステムで管理できています。ただ、それはあくまでコンサルタントの業務支援システムです。人材紹介業の発展を担ってきたブレイン・ラボには、求人メディアやバックオフィスシステムと連携して頂くなどし、人材紹介事業の経営課題を解決できるシステム開発を期待しております。

株式会社レックスアドバイザーズ
- 業種:
- 人材紹介
- 事業概要:
- プロフェッショナル人材向け人材紹介事業 、人材派遣事業、コンサルティング事業
- 従業員数:
- 71名