事例紹介
目的
✓中長期的な事業成長を視野に、求職者情報の活用と事業進捗の可視化をしたい。
-
課題
✓紹介業務が属人的になりがちで、標準化する必要があった。
✓他社システムでは求職者情報の適切な蓄積が行われず、求人マッチングがうまくできなかった。 -
導入の決め手
✓導入するシステムを基準に業務を標準化することができる。
✓求職・求人情報を効率的に蓄積できるため、マッチングが行いやすい。 -
効果
✓事業目標に対する進捗が可視化され、目標管理が容易に。
✓求職者情報がストック・リスト化でき、数百人規模の求職者に対してもマッチングが効率的に。
✓蓄積データを活用することで、求職者との中長期的な関係構築が可能に。
2016年に事業部立ち上げ。新規事業や事業再生フェーズの経営幹部など、エグゼクティブ人材の紹介事業を手掛けているアルムヒューマン様にお話しを伺いました。
※本記事はキャリアプラス2(CareerPlus2)の導入事例記事です。
人材紹介はストックビジネス。情報の資産化がカギ
ーキャリアプラス2(CareerPlus2)の導入経緯を教えてください
当社はもともとは請負事業をしておりましたが、2016年からエグゼクティブ向けの人材紹介事業を開始しました。立ち上げメンバーは私一人でしたが、事業成長を念頭に、初期段階から業務基幹システムを導入するべきだと考え、キャリアプラス(CAREER PLUS)を導入しました。
事業成長のためには、今後増えるメンバーの紹介業務を標準化し、プロセスを「見える化」する必要性があります。また、求職者や求人情報をシステム内で売上を生み出す資産として管理・蓄積することが事業基盤として欠かせないと考えていました。
実は立ち上げ当初は他社システムを導入しておりました。半年ほど利用していましたが、求職者情報は自由記入項目が多く、条件にあう求職者の絞り込み・リスト化がうまくいきませんでした。また、業務に合わせてシステムを自由にカスタマイズ可能と説明を受けていましたが、かえって面倒に感じてしまうことが度々ありました。
ブレイン・ラボに決めた理由
ーなにが導入の決め手になりましたか?
キャリアプラス(CAREER PLUS)の導入理由は2つあります。1つ目は求職者情報の管理が行いやすく、売上成果に繋がりやすかったこと。ブレイン・ラボのシステムでは、他社では自由記入になっていた部分がきちんと項目として整備されており、求職者や求人情報を記録したり、検索効率が向上しました。「求人票に対して、どの求職者様がマッチするかな」と考えたときに、すぐに候補者を探せるイメージですね。
2つ目はシステムをベースに業務プロセスを決めやすかったということです。求職者との面談、書類選考、求人紹介など、成約まで様々なステップがあります。
自分以外のメンバーの売上や業務管理をする上で、キャリアプラス(CAREER PLUS)が決めたプロセスに従えば、確実に業務管理できるという信頼感をもてたのは大変ありがたかったです。
トライアルも提供頂き、使い勝手も事前に確認できたこともあり、導入後に運用に四苦八苦するということも特にありませんでした。
導入効果
ーキャリアプラス(CAREER PLUS)導入後の成果を教えてください。
キャリアプラス(CAREER PLUS)を導入することで、「今月の紹介件数は何件か」「目標売上までどれくらいか」などの進捗を一目で理解できるようになり、業績やメンバーの管理がスムーズにできるようになりました。
またメンバーにとっても日々のがんばりが数字で現れるようになったため、モチベーションの維持・向上にも役立っています。たとえば、今月はまだ成約があげられていなくても、20人求職者を紹介できているから引き続きがんばろう、という形で業務に取り組めるようになりました。
ー人材マッチング機能についていかがでしたか?
これは、予想以上の効果も得られました。今まではコンサルタントが自分の頭の中や手帳などで、情報管理をしていました。200~300人ほどまでは、なんとか覚えられるのですが、見込みある求職者がさらに増えると、求職者リストや求人リストを作るなど、システムに頼る必要がでてきます。
キャリアプラス(CAREER PLUS)を利用することによって、リストを見ることができるので、忘れかけていた求職者の情報、求人情報を思い出すことができます。ある程度コンサルタントの中で、この求人だとこの求職者が適しているという仮説を立てたうえで、じっくりシステムで検証する形を取っています。
ー蓄積していたデータを活用することによって、コミュニケーションの接点が濃くなった
メール機能を活用して、連絡が途絶えてしまった求職者にもアプローチをし続けることができるようになりました。リピートをして頂くためにも、潜在的な求職者を掘り出すのはとても重要だと考えています。そこで、現在関心がなくても、求人情報を送り続けることによって、今後の転職にプラスになるサポートができると考えています。
今後の要望
ー最後に当社への要望をお聞かせください
オペレーションの土台となるシステムの開発を期待しています。
更なる効率化のためにも、インプットの時間を削減したいです。例えば、レジュメの登録自体をアウトソーシングや他のメディア、媒体と連携し、求人掲載も二度手間をかけないように、ワンクリックで完結できると、大きな時間短縮になります。また、マッチングの精度がさらに向上すると助かります。他の情報との組み合わせなどもできれば、精度はさらに上がるのではないかと考えています。
事業責任者として、KPIの管理が簡単にできるシステムが欲しいです。組織的な目標と個人の目標の管理がワンストップでできるとミーティングの数も減らせると感じています。社員一人ひとりが成果創出に集中できるように高度な生産性を生み出すことのできる形になることを期待しています。